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lapin paradis

宝塚観劇歴約25年、大声で呟く独り言(^^)

’96 星組 「エリザベート」

 

私のベストオブ「エリザベート」は96年の星組バージョン!

これでマリコさん(麻路)に堕ちました

劇場で感じた独特の雰囲気や、客席も一体となって造りだした空気感もすべて含めて大好きです

青白い空間が広がる脳内劇場の頂点には、白いドレスのエリザベートが毅然と立っていて、ルキーニがフラフラしていて、空間の隙間からトート閣下がヌルッと現れる‥

 

雪組の初演を観た時点では、凄い作品だということは解るけれどトートが何者なのか、黒天使と何が違うのか、よく分からなかった

エリザベートがいつトートを愛したかが解らないので、どうしてトートがエリザベートを黄泉へ連れていったのかも解らない

なんだこれ‥?となっていたところに現れたのが「星エリザ」

私が星組のスターに必要だと思っている【なんか凄いと思わせる訳のわからないオーラ】で「エリザベート」をやってのけました

 

体温を感じない冷たい雰囲気なのに、どことなく実在感がある雪組の一路トート

それは演出の問題で、クローゼットの後ろから普通に出て来たり、一幕最後の【鏡の間】では扉から普通に出て来たりするからではないか、と思います

それが星組の麻路トートは、クローゼットからはまず指先から現れヌルリと姿を見せる、鏡の間ではいつの間にか銀橋にいて、エリザベートとフランツとは違う空間にいることが分かりやすい、ルドルフの棺に腰掛けてしまう等、普通じゃないことが一目瞭然

エリザベートが弱っているとき、不安を感じたとき、不穏な時代に気がついたら隣にいる

その後の「エリザベート」の演出のベースになっています

 

涼風真世さんのサヨナラ公演「グランドホテル」のなかで、こんな場面がありました

病で死が近いオットーにガイゲルン男爵が尋ねます

男爵   「本当に死ぬのが恐くない?」

オットー 「‥恐いのは ”死ぬこと” じゃないんですよ男爵、”死” ですよ」

男爵   「‥それがどう違うのか、わからないな‥」

オットー 「死ぬ、という行動はまだ生きている、という状態から始まります、わかるでしょう?」

(実況CDからの聞きおこしです)

これを聞いたときに、トートが ”死” という現象だ、ということが腑に落ちたのです

 理解が遅い‥?(^^;

 

タカラヅカではトートを主役にしているので主体的に動くのがトートになってしまい、エリザベートが死を望んだ時に現れるという表現は難しいのだろうと思います

東宝の「エリザベート」を観れば、この違和感は解消されるのでしょうが、なんとなく機会を逃していて、まだ観劇したことはありません

 

ー偏りまくりのおすすめポイントー

◯シシィパパがヒロさん(一樹)ママがジュンコさん(英真)なところ

◯ハッチさん(夏美)もいるー!星組って感じー! いつのだ⁉(^^;

◯タキさん(出雲)ゾフィの安定感とド迫力‥と全然負けてないシシィ(ーー;)

◯クネクネと身軽なリカさん(紫吹)ルキーニのチンピラ感

◯と・に・か・く!あやかさん(白城)が可愛くて、美しくて、高貴で、色っぽい ( *´艸`)

◯トート閣下が【はじめての恋】に堕ちた瞬間のやりすぎなくらいの ハッ!!‼

◯「奇遇です」の閣下のドヤ顔

◯シシィに「出てって!」って言われてめっちゃショックだけど、全然へっちゃらだもーん、優雅にお辞儀だってしちゃうもんね‥扉を閉めて ガーン‥からの、ガシーンガシーンシャキーン‥閣下の顔芸(おい)

◯「死ねばいい!」からの二人の火花が散るようなバトル!シシィの肩を掴む閣下の大きな手にも注目!

◯陵あきのさんの恐すぎるヴィンディッシュ嬢‥目がイッてます、ここまでやってホントに大丈夫?(^^;

◯身も心も丈夫そうな皇帝夫妻から生まれたとは思えない病んでるルドルフ‥さすがブンちゃん(絵麻緒)ルドルフ役者‼

◯子ルドルフに目を付けたところから「闇が広がる」「死の舞」まで思い通りになりすぎるルドルフを見てる閣下、楽しそう (ルン♡)

◯ルドルフが死んだらなんかシシィが悲しんでるー‥死なせてって言ってるー‥大喜びのトート閣下‥でも、これは‥僕を愛してないー! ガーン! (そりゃそうだろ)

◯見れば見るほど、恋するトート閣下、、、応援したくなる♡

◯本編中ひたすら閣下の手の動きを見ているだけでも間が持つ!男役の手フェチの方におすすめです (^^)

◯パレードのあやかさま‥神々しいくらい綺麗です

◯フィナーレ仕様で紅い口紅の閣下‥優しい笑顔のはずが、ちょっと怖い(^^;

 

麻路さきさんがメイクに日本物で使うシャベ化粧を使い、人外のものであることを非常にわかりやすく表現し、いつも以上に手の演技にこだわり中性的な要素を加えて演じていたこともトートの「人じゃない感」を効果的に見せていました

フィナーレの娘役との群舞は、無いけれどスカートがあるように踊った、というようなことをご本人が言っておられたように記憶しています

フィナーレのデュエットダンスが、最近ではなかなか無い感じなのですが‥

あやかさんのサヨナラ公演だったので、別れを惜しむ2人のそれまでの歴史や信頼関係までが垣間見える、素敵なデュエットダンスでした(書いているだけで泣きそう)

 

マリコさんというと、とにかく歌が‥と言われてしまい、ファンであってもそこは反論できないのですが(苦笑)そこは目をつぶって、いや、むしろかっ開いてビジュアルと作品の空気感を感じてみてほしいのです

STARS 11を愛でることができるなら、大丈夫です‼ ←そこ⁉ (^^;

だって、タカラヅカってそういうものじゃないですか(開き直り)

拒絶反応が出ても、うっかりハマっても、責任は取りません( ̄▽ ̄)

気付けば、めっっっちゃ長っっっ‼ 読んでいただいて有難うございました m(__)m